iPad Pro から Surface Go 3 に乗り換え4か月経ちましたが、それぞれの違いが明確になってきたので気付いたポイントなどを挙げていきたいと思います。
これら2つの機種はよくネットなどでも比較されています。
本体サイズ、タブレット、PC的な使い方など
似た部分が多いからかと思いますし
実際、私もSurface Go 3を購入する前は比較記事を参考にしていました。
ですが、両方使ってみて感じたのは
全く異なる性格のデバイスだという事です。
ですから『比較』することが根本的に間違ってます。
タブレット端末は画面の大きいスマートフォンではありませんし、そもそもPCではありません。
タブレットというジャンルを確立した製品だという事です。
Surface Go 3はというと、これはPCです。
PCの機能の中に、画面を触って操作出来たり、ペン型デバイスで入力出来たりするだけで、タブレット端末ではありません。
PCとタブレット端末は用途が違います。
ここを間違うと購入後痛い目にあいます。
私の場合はというとiPad Proを仕事で使えないかと模索していたのですが、うまく行かずSurfaceに乗り換えた、という経緯があります。
うまくいかなかったのは
「使える」ことと
「ちゃんと使える」は全く違うのです。
iPadでExcel使えると言っても、せいぜい確認する程度が限界です。
PCと同等の事をやろうとするならSurfaceです。
では、SurfaceがiPadのようにタブレット端末として使えるか、というとNOです。
これはOSの設計が違うので、どうにもできません。
SurfaceではCPUも非力なのでスリープ復帰から1秒で
『ちゃんと使える』状態にはなりません。
iPad Proはこれができます。
サッと出してすぐ使えなければタブレット端末にはなれません。
さらにWindowsのタブレットモードもiOSに比べると30点くらいの評価で、最初はSurfaceもWindowsのタブレットモードを使っていましたが、今ではタブレットモードは使っていません。
結局のところ、Surfaceは小さいPCでしかなく、
この小ささに魅力を感じるかどうかが購入のポイントです。
小さい代わりの代償はたくさんあります。
・CPUスペックが低い
・バッテリが持たない
・画面が小さい
・キーボードが小さい
13インチ程度のサイズまで許容できるなら上記代償を解消できるPCはたくさんあるので、そちらを選ぶべきです。
特にキーボードは13インチノートのものなら普通に打てても、このSurface Goの純正キーボードは打ちにくいです。
キーボードとしてはiPad Proの方が打鍵感が心地よくて良かったです。
ただ、私はこの小ささがとても大事な要素だったので
Surface Go 3はとても良い機種です。
このサイズと重さだといつでもノートPCを持ち運べるので、重宝します。
iPad Proはタブレットとしてみた時、とても魅力的なデバイスです。
ただ、PC的な使い方を想定されるなら絶対避けるべきです。
伝わりにくいですが、iPadにキーボードを付けて使いたい、と
考えている人がいたらPCを選んだ方がいいと思います。
最近はUMPC人気が来ているらしいので
いろんな製品が出てくるといいですね